From:たなかひろやす
この前のお盆休みに、兵庫は淡路島住む祖母の顔を見に、
(と言うか、ひ孫を見せに)行きました。
この時、祖母の家には泊まらず、別に宿を取ったのですが、
ここの宿の戦略がなかなか秀逸なんです。
ホテルの入口を入ると、フロントの前に
『毎晩開催。ビンゴ大会!! ビンゴカード一枚千円で販売中』の
POPと共に、その日の晩で当たるビンゴの景品が鎮座しています。
と、まぁ、ここまではフツー。
誰もが思い浮かびます。
わたしが感心したのは、ここから。
このビンゴカード一枚、千円と“引き換え”に、ホテルの売店で
使える千円分のお買物券がもらえる。と言うこと。
なーんだ。そんなのよくあるじゃん。と、
思われたアナタ…。
ここで、もう、ホテル側の策略にハマっています。
なぜかと言うと、
こういうホテルの売店で売られているお土産で、
千円を超えないものはほとんどなく、また、『お隣のさんの分』とか、
『職場のバラマキ土産用に…』と2個、3個と買ってしまうのが人間と言うもの。
…どういうことか、わかりましたね(*^_^*)
千円のお買物券の枠以上にお土産を買ってしまう仕組みになっているんです!!
ホテル側は、閑散とするお土産屋さんの売上が上がり、満足。
お客さんは、千円分のお買物券で買い物して、足が出た分を現金で払い、
『安く済んだわ―』と満足。(実際には安くなってませんが…)
他にも、
カブトムシを販売したり(山の上のホテルなので、おそらく原価はゼロ)
使っていないホールを“お化け屋敷”にして、肝試しをしたり、
夜のビンゴ大会の会場では、縁日があり、ダーツ、バスケシュート、射的、
スーパーボールすくい、輪投げがあり、それぞれ、チケット制になっています。
これって、すごい仕組みじゃないですか?
ただ大量の宿泊客に泊まってもらうだけではなく、
『何かを体験(感)してもらう』と言う、
“非日常”な感覚をここでは味わえます。
そんな感覚にハマったのか、我が家は去年もこのホテルに
泊まっているんです。
こういうちょっとしたことが、リピートにつながるんですね。
(とは、言うものの、これまでの旅行で多くの宿に泊まってきましたが、
宿からDMが来たことは一回も、一回も、一度もありません。
宿やホテルは無条件でお客の住所が手に入るのに、実にもったいない…)
起き抜け体重67.8キロ